ずっと絵を描いていていると飽きることってありますよね。
絵を描き始めても、集中がすぐに途切れたり、
絵を描きたくないなあ〜と思ったり、
何事も同じことをし続けるのはマンネリ化します。
そこで今回は「絵を描くことに飽きた」と思ったときに実際に効果があった対処法を書いていきます。
(※趣味で絵を描き始めた人に向けた記事です。何十年も絵を描いている人・仕事で絵を描いている人には参考にはならないと思います)
万能薬は休むこと
「絵を描くことに飽きた」と思ったとき……当たり前なことですが、飽きたときは休むと回復します。
満腹状態のときに食べ物を詰め込んだっておいしくありませんが、消化して空腹になるともう一度食べたくなるものです。
ですので、その渇望期まで手を休めるともう一度楽しく描くことができるようになります。
絵を仕事にしている人は難しいですが、趣味の範囲で描いているなら難しくない対処法だと思います。
子どもは飽きたらやめる
大人になるにつれて、自分の感情を抑えつけて何かを継続しようとしますが、子どものころって飽きたら大抵やめますよね。
それで数ヶ月後〜1年くらい経って、またやったりして。
ですから、継続できないレベルに飽きてしまったのなら、休む→また始める→休む→また始めるを繰り返して長期スパンで継続させることを考える。
または、継続できるように方向転換することが良い対策かと思います。これは後で書きます。
1週間くらい?
ちなみに休む期間ですが、これは人それぞれ個人差があると思います。1週間で「描きたい」となる人もいれば、一ヶ月の人もいると思います。
自分の場合は数日〜1週間くらい描かないでいると「描きたいな」という意欲が湧いてきます。
ちなみにこの『休む』というのは、ただボーっとするのもいいですが、絵を描くということを忘れるくらい他のことに没頭するのが一番効果があるように思います。
とはいえ、休むと画力が落ちてしまうこともある
ただこの『休む』という対処法にはデメリットもあります。
それは、画力が落ちてしまう可能性が高いことです。
筋トレを休むと筋肉は衰えるように、絵を描くことも休むと画力が下がってしまいやすいです。もちろん人によって差はありますので、まったく画力が落ちないよという人もいると思います。
個人的には数日ならほとんど変化はありませんが、1週間も離れると線の引き方を忘れてしまいたどたどしくなるのを感じます。「あれ?こんな感覚だったっけ?」と。
それでもべつに「趣味で楽しく描いているだけだから、画力の上下は気にしない」という人もいるかもしれません。
しかしながら、多くの方はできるだけ画力は下げたくないものだと思います。
休む以外の対処法
ですので次は、『休む』以外の方法で、自分がやっている/効果があった対処法を書いていきます。
とはいえ先に書いておくと、この方法は残念ながら、本当に疲れている人には効果がありません。むしろ逆効果になるかと思います。
【対処法①】To doリストを決める
まず一つ目は、To doリストを決めること。
そもそもやる気が出ない原因は【飽き】ではないかもしれません。
目標がとくにあるわけでもなく、目の前がふわっとしている状態だからやる気が出ないだけ、のパターンもあります。
そういうときは、
- 短期的な目標
- To doリストをつくる
などをしてビシッと道すじを決めてあげると、途端にエネルギーが湧いてきたり、重い腰をあげることができます。
たとえば、
- 〇〇日までに絵を完成させる
- 〇〇日までに模写をする
……など。
できないときもある
ただこうして道すじを作ったとしても、いざやろうとするとできないときがあります。
そういうときは【絵を描くことに飽きている】または【エネルギー切れ】の状態です。
その場合は、次です。
【対処法②】新しいことをやってみる
2つ目は新しいことをやってみること。
同じような絵ばかり描いているせいで、飽きが来ているのかもしれません。
ゲームだって、最初は「楽しい!」と思ったことでも、ずっと同じ難易度で同じ作業をやっていたら飽きてしまいます。
なのでそういう場合は、別の角度で楽しもうとする姿勢を取り入れること。
または新しいことを取り入れることが効果的です。
たとえば、
- 新しい描き方をやってみる
- 新しいポーズを描いてみる
- 新しい絵の道具を使う
……など。
このようにあえて自分から難易度を上げると、やる気が湧いてくるようになります。
それでもダメなら、完全なるエネルギー切れ
- To doリストをつくって、いざやろうとしてもペンを持つと即座に集中力が切れてしまう……。
- 新しいことをやろうとしても、拒否反応でめまいや吐き気がしてきそうな感覚になる……。
こういう場合は完全なるエネルギー切れが原因だと思います。
もう自分の心は悲鳴を上げているのに、「〜しなければならない」と自分を追い込んでしまっていないでしょうか。
ここで自分の感情を無理に抑えつけて描こうとすると、どんどん悪化して回復が遅くなってしまう可能性があります。(悪化というのはつまり、絵を描くことへのやる気・楽しみが戻らない状態です。)
学校や職場に心の底から「行きたくない」と思っているのに、感情を押さえつけて行き続けていると、だんだん心を蝕んできますよね。それと同じです。
自分も「描かなければ描かなければ」と感情を抑えつけていたら、数ヶ月もとに戻りませんでした。
その経験から言うと、【普通のエネルギー切れ】の状態のうちに休んでおくことをおすすめします。病は早期に対処するのが重症化しないとも言いますし、ここで無理をすればするほど、後でしっぺ返しを食らう可能性があります。
今はとにかく休んで、絵を描く以外の趣味をするのが先決です。
他人と比較しないこと
休む時に重要なのは、他人と比較しないことです。
「休もう」と言われたとしても、現実世界の知り合いやネット上のいろんな人と比較して「自分はこの人たちほど描いてない……だから休むなんて」と思うこともあるかもしれません。
ですが体力や精神力は人それぞれ個人差があります。
1時間で疲れる人もいれば、丸一日描きつづけてやっと疲れる人もいます。
「絵を描くこと」だけが原因ではないかもしれない
それに一言で『疲れている』といっても、「絵を描くこと」だけが原因とは限りません。
学校や仕事であまりに疲れたときは、趣味もできずに寝てしまいますよね。それと同じで、他の日常生活での出来事・状況から影響を受けて疲労している可能性もあります。
体力的にはまったく疲れていなくても、脳や精神的に疲れている可能性だってあります。
だから力が出ないときは力が出ないと受け入れて、あまり他者と比較せずに休むことが重要だと思います。
【まとめ】マンネリ化なのか飽きなのかエネルギー切れか見分けられる
では、ここまでをまとめます。
「絵を描くのに飽きた」と思ったときの万能薬は、手を休めること。これはどんなときも回復します。
ただ「休むこと」のデメリットとして、画力が落ちる可能性が高いことです。
画力が落ちてしまうことを避けたい場合、最初に
- 自分はそもそも飽きているのか?
- マンネリなのか、エネルギー切れなのか
を知ることが重要です。
そのために、
- To doリストをつくる
- 新しいことをやる
ことをやってみると、絵にやる気が出ない原因が、マンネリ化なのか飽きなのかエネルギー切れなのかがわかります。
- To doリストをつくるとやる気が起きる→目標が見えないことが原因
- To doリストをつくってもダメ→飽きorエネルギー切れ
- 新しいことをやろうとするとやる気が出る→飽きが原因
- 全部ダメ→エネルギー切れ
と考えて、対処することが大切だと思います。