PROで作成した漫画データをEXで編集したときに大変だった話

PROで作成した漫画データをEXで編集したときに大変だった話 クリップスタジオペイント
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CLIP STUDIO PAINT PROで作成したデータをCLIP STUDIO PAINT EXで編集したときの話を書きます。

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PROのデータをEXで編集するのは大変でした

CLIP STUDIO PAINTを使い始めて間もない頃、PROで作ってしまった漫画データ(約40p)がありまして、それを久しぶりに開いて、EXで編集してみました。

結論としては、頭痛がするくらい本当に大変でした。

なぜ大変だったのか、それを説明するための補足として、PROで作成される漫画データと、EXで作成される漫画のデータの違いについて書いていきます。

PROとEXのちがい

パソコン・iPad pro

とはいえ、そもそもPROとEXのちがいがわからないという人もいると思います。

両者でできることを簡単にまとめると、

PRO→一般的なお絵描き機能+最低限のみマンガを制作できる機能

EX→PROの機能+マンガを描くのに便利な機能の数々

です。

(アニメーション機能についてはここでは省きます)

いわゆるPROのアップグレード版がEXで、

イラストよりも漫画を集中的に描く人なら、EXのほうが簡単かつ効率的に作業することができる、といったソフトです。

 

漫画データの管理方法にも違いがある

そんな2つの異なるソフトですが、さすが漫画機能に差があるだけあって、漫画データの管理に違いがあります。

まずEXにはで漫画を制作すると、一括管理機能があります。

たとえば『勇者の冒険』という40ページの作品があったとして、『勇者の冒険』全体として、編集、保存ができる。

 

対して、PROで作成した漫画のデータは、単ページごとの管理になります。

ですので、開くときも作品まるごと開けませんし、セリフも1ページごとに編集→保存を繰り返さなければいけません。

ページを追加する場合、データ名を書き換える必要があります。

このように、PROで作成した漫画とEXで作成した漫画では、違いがあるんですね。

だからこそPROで作成したデータをEXで大幅に編集や修正をしようとすると大変なんです。

では実際にどんなところが大変だったかについて書いていきます。

PROの漫画データをEXで編集するときに大変だったこと

特に大変だったことは3つ。

①セリフなどのテキストの編集

ストーリーエディタ説明画像2

セリフの編集。というか、修正。

EXではストーリーエディタというセリフをまるごと管理できる機能があります。

これによって、何ページ目のセリフでも、編集が簡単にできます。

その点、PROは一回一回ページを開いて編集を繰り返さないといけません。

PROを使っているときは当たり前だったことですが、一度EXでの作業環境に慣れてしまうとこれがとても面倒くさい。

「なんだ、このちまちま作業」となってきます。

 

間にページを増やす、移動させるのが大変

ストーリーエディタ説明画像

2つ目は、ページとページの間に新規ページを追加すること。ページを移動させること。

EXだと、ページの間に新規ページを追加したり、ページを移動もボタンひとつでできますが、PROだと容易ではありません。

一つ一つタイトルをかえたりしました。。なんかもう少し簡単にできる方法があってもおかしくない気もするのだけど。

 

データを開く・保存

開いたり、保存したり、という単純な作業ですら、EXを使ったあとだと手間を感じます。

EXの場合、40ページの漫画を開くのだって、クリック一つ。保存だって、クリック一つで40ページぶんできます。

PROの漫画データをEXで編集するのは大変でした

というわけで冒頭で何度も書いたように、PROで作成したデータをEXで編集するのは大変な作業でした。

体感的には、2時間くらいの作業を遠回りして6時間くらいやったような感覚です。

 

漫画描くなら、PROからスタートするよりEXを推奨

クリップスタジオペイントを始めるにあたって、PROから始める人は多いと思います。

EXが2万円を超えるのに対し、PROは5000円と良心的な価格ですし、絵を描くのに何不自由ないツールもすべて揃っていますし。

ですが、漫画を描く前提の人なら、できれば最初からEXで始めることをおすすめします。

リアルタイムでは不自由なく描けるのですが、その後何年か経ってから「昔の作品をいざ編集しよう」「セリフかえよう」と思ったときに私のように苦労するかもです。

CLIP STUDIO PAINT EXって高めですし、お財布事情もあるので押し付けたり強制するわけではいのですが、私個人として今回、身にしみて感じた結論としてここにまとめておきます。

 

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