絵を描きたいけど、学ぶのは面倒くさそう。
という方のために、
なるべく近道して絵を描けるようなるための
初心者向け絵の参考書を紹介します。
(この記事は、キャラクターイラストを書きたい人を想定して書いています。)
時間がない初心者におすすめの絵の学び方
絵の参考書といっても色々な種類があります。
デッサン、ドローイング、スケッチ、ポーズ集、イラスト描き方本。
もちろん片っ端から買う必要はありませんし、かといって買わないこともオススメしません。
そこで、初心者にはとりあえず下記の3つの参考書を持っておくことをオススメします。
- 初心者向けの解説書・入門書
- スケッチ本
- ポーズ集
そしてそれから必要に応じて、
- 苦手な部位に関する本(「手」や「頭部」「服のしわ」など)
- ある程度描きなれた人向けの参考書
の買い足しをしていくのがいいかと思います。
全体・重要なポイントだけを学ぶ
まずは初心者向けの参考書・重要なポイントだけを学べる参考書を紹介します。
人を描くのって楽しいね!
絵を描いた経験がほとんどない…という初心者から、もう一度一から学び直したいという人まで人の描き方を学ぶことができる本です。
人を描くためのポイントを重点的に書いているので、ほとんど絵を描いたことがない人でも、人を描くためのポイントを完全にマスターできます。
イラスト解体新書
人体の描き方や構造はある程度わかったけれど、
イラストとしてはまだまだ下手…
そんなときに、おすすめな本です。
この本では、服のシワや構図、脚の形など、キャラクターイラストを描くのに重要なポイントだけを学ぶことができます。
ある程度描き慣れている自信がある人でも、見落としている部分を再確認するのにおすすめです。
いろんなポーズを描けるようになる
大まかに人体が描けるようになったら、今度はいろんなポーズを描けるようにします。
そこでオススメなのがスケッチ本。
なぜスケッチ本がオススメなのかというと、スケッチをするときには被写体の細部にはこだわらず、全体を大きくとらえて観察します。
つまり、重心・肉体の位置関係などです。
すると、
- いろんなポーズを描く
- 動きのあるポーズを描く
練習になります。
それに、細部にこだわらなくてもいい分、楽しくたくさん描くことができるというのも、スケッチの醍醐味です。
ポーズが描ければ 動きも描ける たてなか流クイックスケッチ
スケッチ初心者にはこちら。
- 「上手く描かなきゃ」と自分を追い詰めてしまう人
- 「下手だから」と描くのを躊躇してしまう人
は、本書を読むと、絵に対する先入観をほぐしてくれます。
スケッチを楽しく描くには、こちらの一冊。
アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集
プロのアニメーターのスケッチ集になります。
ある程度、スケッチに慣れてきたころに見ると、刺激を受けます。
「描き方」を教えてくれる本ではありませんが、眺めているだけでも、吸収できる部分も多いです。
マンガキャラアタリ練習帳
この本は、スケッチ集とは違い、実際にアタリ〜肉付けまでを学ぶことができる参考書です。
いろんなポーズは描けるが、それを綺麗な線画にすることができない…という悩みを解消したいときに役立つのが本書です。
ポーズ集・ポーズカタログ
ポーズ集は、構図やポーズをそのまま自分の絵に取り入れることもできますが、絵を描いていて人体の構造がわからないときにも役に立ちます。(この部分の筋肉の形がわからない…など)
前者の場合は、服を着ているポーズ集。
後者の、人体の構造を確認する目的で使う場合、モデルが裸体のポーズ集を選ぶといいでしょう。
どちらかしか買わない場合、初心者はなるべく裸体のポーズ集を選んだほうがいいです。
(理由は、服を着ているモデルを模写するのは、裸体のモデルを模写するより難易度が高いからです。自分も初心者のころに買ったはいいけど、放置していました…)
ポーズ集は、基本的なポーズだけをおさめたものと、筋肉やスカート、シチュエーションに沿ったポーズ集があります。
私の場合、とりあえず基礎的なポーズ集を2冊(男女1冊ずつ)持っておいて、足りないときに買い足すようにしています。
新ポーズカタログ1女性の基本ポーズ編
私も使っている女性の基本的なポーズをおさめたポーズ集です。
(ポーズ集は辞書のように必要に応じて引くことが多いので、私は電子と紙どちらも持っています。)
新ポーズカタログ2男性の基本ポーズ編
上記の男性バージョンです。男性の基本的なポーズをおさめたポーズ集になります。
↓自分は筋肉や男性の体を描くのが苦手なので、こちらの本も参考にさせていただいています。
その他・部位を学ぶ
大まかにいろんなポーズが描けるようになったあとは、苦手な部分を中心に解説してある参考書を揃えるといいでしょう。
たとえば私は、頭部や手を描くための参考書やポーズ集を持っています。
手の描き方
手の捉え方・線画としての手の描き方が非常に勉強になる本です。
動きとシワがよくわかる 衣服の描き方図鑑
動きにそった、服のシワの描き方が参考になる本です。
やさしい顔と手の描き方
こちらは美術系の本ですが、頭部の描き方を参考にさせてもらっています。
線画の学び方
スケッチ本や、ポーズ集など、
実物または写真から絵を描く練習ばかりなのも、デメリットがあります。
線画が上達しないことです。
美術系の画を描く人ならそれでもいいのですが、アニメ・漫画系のイラストを描きたい人は、
同時進行として綺麗な線画をとる練習をする必要があります。
私がよくやっていたのは、プロアマ問わず、「線が上手い」と思った人の線の模写です。
ピクシブに投稿されている絵、イラストレーター、アニメーター、漫画家の線画をなんでもいいので、自分が「キレイだな」と思う線を片っ端から模写すると上達します。
(私もそうでしたが、下手な人ほどメキメキ上達しますよ。)
これをやって、ある程度線画がとれるようになってから、もう一度、ポーズ集の写真の模写します。
すると、以前より洗練された線で描くことができるようになります。
おわりに
以上が、個人的におすすめな絵の参考書です。
よろしければ参考にしてみてください。