絵が描けなくてイライラするときの対処法

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絵を描いていると、描けなくてイライラする時ってありますよね。

そこで今回は、絵が描けなくてイライラするとに私のやっている対処法を紹介したいと思います。

 

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絵が描けなくてイライラする理由

疲れる・集中力低下

主に、絵が描けなくてイライラするときはこんなときです。

 

①描きたいポーズや角度が描けない

  • 描きたいポーズが描けない。
  • このアングルで描きたいのに、描けない。

そんなときって、何度も描いたり消したりを繰り返してイライラしますよね。

手描きの場合だと、消しゴムで消した跡がいっぱい残ってしまったり…。

 

②他人と比較してやる気がでない

2つ目は、他人と比較して「この人はこんなに上手いのに、自分は…」と考えながら描いてしまう時。

一度他人と比較し始めてしまうと、

なんでこの人は上手いんだ。

やっぱ、才能か。

きっと、空間把握能力がもともと備わっている人なんだ。

なんてグズグズ考えたりして、最終的に、自分の画力のなさだんだんイヤになってきますよね。

 

③そもそも描いていても楽しくない

3つ目は、最初からモチベーションがないとき。

  • 描きたくもない絵を描かなければいけないとき。
  • 締め切りなど、時間に追われているとき。

 

こういうときってそもそもモチベーションがないため、ぜんぜん楽しく描けなくてイライラしたりします。

 

④1枚の絵に時間をかけられないせっかちタイプ

4つ目は、1枚(または1コマ)の絵に時間をかけることに向いていないタイプかもしれません。

私もなのですが、1枚の絵や、一箇所にたくさんの時間をかけることができないというか、

さらっと仕上げてしまわないとイライラしてくるタイプなんです。

 

自分の絵にイライラすることがなくなった私の経験談

こんな感じで、私も昔はけっこうイライラして悩んでいて、スランプをいったりきたりしていました。

 

でも、今はあまり悩まなくなったんですね。

自分の絵で「ポーズが描けない」と思い悩むことはなくなった

ネット上の上手い人と比較して落ち込なくなった

ダラダラ描き直すこともなくなった

 

もちろん、これらの悩みが解消されたのは、私の画力が上がったからではありません。

その理由は、完璧主義・向上心を捨てたからです。

 

なぜ完璧主義・向上心を捨てたか

なぜ、完璧主義・向上心を捨てたかというと、

そもそもどうして絵を描きながらイライラしたりするんだろう…って考えてみたんです。

そこで思い当たったのが、過信。

 

  • 自分の絵がここまで下手なわけない
  • 努力すれば上手くなるはず
  • 時間をかければマシにはなるはず

 

という思い込みが原因なのではないかと思ったんです。

 

  • もう少し描き直せば上手くなる。
  • いつかは線がとれる

という思い込みがあるから、ムダに時間をかけてダラダラと描き直す。

そして、イライラは増してくる。

でも考えてみてください。

これって、完全に過信です。

描けるわけがないんですよ。それが今の実力なんですから。

 

あのさんまさんも、「今日やったことが、それがすべて」と仰られていますが、その通り。その下手な絵が、今日のすべてなんです。

 

それに、こういうことってよくありませんか。

イライラした状態で描き直して描き直してできた作品。

それを後日見てみると、

「むしろ、描き直してない部分の方がデッサン狂ってる」って。

 

つまり、見えてないんですよ。

だから、イライラした状態で描き直すより、冷静になってもう一度描き直したほうがもっといいに決まってるんです。

こうして文字で書いてみると、なんと自分を過信してるんだってつくづく思わされますね。

 

完璧主義・比較グセ・向上心は捨てた

それに気付いてから、

  • 完璧主義
  • 向上心
  • 比較グセ

は捨てようと決めました。

 

この3つはどれも成長には大事かもしれません。

しかし、この3つにとらわれているころは、

  • 生産性が悪い
  • 絵を描くのがイヤになる
  • スランプになりやすい

 

という悪循環でした。

あまりに毎日完璧な絵を描こうとすればするほど、上記のような3つの罠に陥ってしまいます。

 

私のやっている対処法

そんな3つの罠に気づいた私は、完璧主義をやめました。

しかし、単に完璧主義や過信をやめるといっても、「じゃあ今からやめよう」と瞬時にやめられるわけではありません。

そこで、私が完璧主義・過信をやめた経緯と方法を書いていきます。

 

①自分の今の実力を認める

まず一つ目は、今の実力を認めます。

努力したらちょっとは成長するかもしれません。

だけど、「今はこんなものだ」と認める。「諦める」といってもいいかもしれません。

こうやって自分の力を受け入れることによって、そこまで他人の絵と比較しなくなります。

 

あと、「下手ならどうすればいいだろう」という別の勝負方法を考えたりできます。

 

②自分の潜在的能力じゃなく、「今日の能力」を見る

それから2つ目は、

今日の実力・能力を認めること。

毎日絵を描いている方はわかるかと思いますが、画力には日によって波があります。

  • なぜか上手く描ける日
  • なぜか下手になる日

毎日まったく同じ時間に絵を描き始めても、同様です。

その日その日によって、かなり波があります。

 

私の場合、朝食前の朝一に描くことを習慣にしていますが、これでもダメ。

前日の疲れが残っていたりすると、とんと響きます。

なので、そういう日は、「こんな下手なはずじゃないのに…どうして」と思い悩むのではなく、

「今日」は「これくらいしか描けない」と認めて、下手なまま描きます。

 

でも不思議なことに、

「うわー今日、調子悪い。下手くそだー」って思いながら描いた絵ほど、

次の日見たら、「思ってたほど悪くない」ってなったり。。

 

③質ではなく量を見る

次は3つ目。

質じゃなく、量を見る。

 

すべての人がそうではないかもしれませんが、私の場合は、完璧な絵を描こうと、質にこだわればこだわるほど、絵を描くのが嫌いになります。

理由はいくつかあり、

面倒くさいのもありますが、なによりも1枚1枚にかける時間が多くなると、イライラするんですよね。

絵という例えはちょっとわかりづらいので、ウォーキングに例えてみます。

たとえば、ダイエットのためにウォーキングを習慣にしたとしますよね。

だけど、手の位置がこうとか、心拍数はこの程度とか、呼吸はこうとか…そんなことにこだわってたら、継続しづらいです。

それよりも、とりあえずどんなペースでもいいから15分歩く。

こういった「量」を重視する目標を設定すると、継続がしやすいです。

 

なので、絵も「質」から「量」に変えたんですね。

どんなときでも、線画を仕上げるとか。

どんなときでも、〇ページ描くとか。

こういうマイルールを作ってから、描くのが速くなりましたし、毎日絵を描くのが楽しくなりました。

 

④時間を置く・寝かせる

あとはもう時間を置く。

スティーブン・キングは完成した作品を6週間寝かせてからもう一枚書き直す。

村上春樹さんは、手紙さえ一晩寝かせています。

 

その日に描き直すんじゃなくて、とりあえず描き上げてから寝かせてもう一度修正するという方法をとっています。

なぜ寝かせるのかというと、時間を置いたほうが、作品の悪い部分がより見えるからです。

武井壮さんも、

「わからないところをいくら悩んでも、

どうしたらいいか

どこが悪いのか

がわかっていなければ直しようがない。だから置いておく。」

と言っています。

その日その日にダラダラと描き直すのではなく、とりあえずサッと描いて、あとは寝かせておくと、悪い部分がより見えたりします。

 

⑤遊びがてら、資料をペラペラ見る

インプット

寝かせている間に、参考書・資料を見たり模写することによってインプットすると、

前描いたときより上手く描けたりします。

 

⑥悪いところが見つかったら、直していく

寝かせて、悪いところが見つかったら、随時修正をしていきます。

私のようにせっかちな人は、一回一回完璧なものを出すよりも、40%くらいの力で一旦全体像を仕上げてから、あとから加筆・修正をしたほうが、イライラがなくなります。

もし、私と同じタイプの人なら、このやり方を試してみてください。

 

⑦SNS・ネットサーフィンをしない・見ない

スマホを見ない

最後に紹介するのは、今までのものとは少し種類が違います。

それは、絵を描く前に、

  • SNSを見ない
  • ネットサーフィンをしない
  • ということです。

「そんなの関係あるの?」って思われるかもしれません。

ですが、私はこれを徹底しただけで効果がありました。

文字では説得力がないかもしれませんが、絵を描くときに心が乱されなくなったんですよね。

 

なぜかといいますと、大抵、他の人と比較するときって、情報に触れたあとですよね。

SNSやネットサーフィンなどをしていて、自分とは比べ物にならないくらい絵が上手い人を見つけて落ち込んでしまいます。

「たった○分で描いた」とか、「○○を受賞した」とか、その程度のつぶやきやニュースでも、ちょっと自分の心にグサって来ていたりして。

 

もちろん、絵だけではありません。

生き方や今持っているものが、自分よりもキラキラしたものに見えてしまうと、人はその人と比較してしまいます。

そして、自覚がなくとも、こうした小さなたくさんの情報によって心はかき乱されているんです。

 

なので一度そういったニュースやつぶやきが目に入ったあと、いざ絵を描こうと思っても、そういう情報が頭をぐるぐる回っています。

集中力がなくなってしまうのです。

私がこれを知ったのは、YouTubeでDaigoさんの動画を観たときです。

なんの動画か覚えていないのですが(多分、集中力関連の動画だと思われ…)、その動画内で、

「一度、SNSに触れると、触れたあとに集中力が下がる」

いう論文が紹介されていました。

 

私はそれまで「1日の初めにネットニュースをチェックする」という習慣をつけていたのですが、すべて断ち切りました。

 

  • SNS
  • YouTube
  • ネットサーフィン
  • ネットニュース

の閲覧のすべてです。

そして、休憩時間でも、ネットは見ないようにしています。

 

もし、

  • 朝に情報収集グセがある人
  • 休憩や昼休みにネットを開く習慣がある人

がいれば、気をつけてみてください。

 

「ネットを見ない」を徹底するだけで、人と比較する回数が格段に減ります。

そると、自分の絵しか見えなくなるので、落ち込むこともなくなり、

結果として、集中力が続いてイライラがなくなります。

 

おわりに

これまで紹介したことは、あくまで私なりの対処法です。

合う・合わないあるかと思いますが、よかったら参考にしてみてください。

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